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【先に結論:これ使っとけばOK】
様々なガジェット紹介ブロガーがPixel7aを紹介している中、かなり出遅れる形で僕もPixel7aを手に入れる事が出来た。シンプルに金がなかったし、家電量販店の実質1円が出てくるまで待っていたからだ。完全に旬を逃している。
使い始めて1週間を過ぎたが、もう結論から言うとこれ使っとけばOKっていうスマホ。これは万人に言える。勿論、ガジェオタ的には望遠カメラが付いていなかったり、ピュアアンドロイドがつまらないとか色々気になる点もあるんだけど、基本的にカメラを最高にこだわる人や、ゲームをゴリゴリにやる人以外はこれでいい。他社ミドルレンジスマホは泣いていい。
とりあえず開封から性能までまとめてみたのでよろしければ見ていってほしい。ちなみに今回紹介しているのはdocomo版でカラーはsea(水色)。docomo特有のプリインストールアプリは無かったので警戒していた分マジで嬉しい。
【開封の儀】
箱はこんな感じで非常にコンパクト。Appleさんと言い環境に配慮しているのですね流石ですはい。
USB-C® – USB-C ケーブル(USB 2.0)
クイック スイッチ アダプター(USB-CをUSB-A端子に変換するアダプター)
SIMピン
取扱説明書
相変わらず充電器は付属せず。中華系スマホは未だに充電器付属も珍しくないが、まぁ環境に配慮し(ry)
見た目はこんな感じ。
やはりカメラ部分がアルミになった分Pixel6シリーズと比べると高級感がある。ただ持ってみて分かったけどそれなりの重さはある。
Pixel6aは178gでかなり軽く感じたけど、コイツは193g。勿論昨今のフラッグシップモデルが軽く200gオーバーな事を考えると軽いほうではあるが、廉価モデルだからと高を括っていると「あれ、意外と…。」って感じになる。ただ、性能は限りなく準フラッグシップ級以上の為、コイツの能力を考えるとまだ軽いほうだよなって納得できると思う。
【Pixel7aのスペックまとめ】
以下、Pixel7aの詳細なスペックまとめ。今回はdocomo端末だが、シムフリーだろうが他社端末だろうが、製品の仕様や対応バンドに変わりはない。
製品名 | Google Pixel7a(docomo版) |
ディスプレイ | 6.1インチ FHD+(1,080 x 2,400)OLED 90Hz |
SOC | Google Tensor G2 |
RAM、ROM | 8GB、128GB |
バッテリー | 4,385mAh 充電速度最大18w ワイヤレス充電 |
生体認証 | 指紋,顔 |
メインカメラ | 広角カメラ(6,400万画素、F1.89)超広角カメラ(超広角カメラ:1,300万画素F2.2) |
インカメラ | 1,300万画素、F値2.2 |
重量 | 193.5g |
価格 | 62,700円 |
6aの時からの進化はたくさんあって、SOCの進化やRAMの増量、最大リフレッシュレートが90hzになった事、カメラの性能アップ、Qiの対応などが挙げられる。
6aの頃からコスパの良かったaシリーズだったが、ここに来て最強になった感がある。重量が増えたことや価格が少しお高めになった事を加味しても最強コスパと言えよう。何なら無印Pixel7とスペック上は殆ど変わりない。
みんな大好き私も大好きAntutuベンチマークはこんな感じ。(2回測定)
普通に70万点超えていれば日常動作では十分快適。ゲーム大好きな人たちはiPhone買ったほうがいいだろうが、一般的なゲームでもそこそこ動く位の性能はあるので許容できる人であれば7aで問題ないかなとは思う。
リフレッシュレートの最大値の90Hzは設定から替えられる。バッテリー持ちを優先するなら標準の60Hzでいいとは思うけど、普段使いでも90Hzで一日持つから僕は90Hzで使っている。
ただし、充電速度は優先で最大18wと遅め。一応「高速充電」という枠の中には入っているようだが、昨今の各メーカーの充電速度の進化を見てしまうとどうもしっくりこない。
生体認証ではとうとう顔認証にも対応し、認証精度は高め。ただ、暗がりの中やマスクをしていると認証されない為、その際は指紋を使う必要がある。指紋認証も僕が持っている無印Pixel6と比べると少し早く、精度も高くなっている。また、認証後のホーム画面への移行のスピードも結構違う。
Pixel6ではフィルムを貼っていなくてもワンテンポ遅れての解除だったが、7aは光学式の割にはなかなか早い。(さらに7aはSpigenのガラスフィルムを使用している)
ちなみにデフォルトの設定だと顔認証でロックを解除してもすぐにホーム画面に行かない為、設定から替えておくのがオススメ。
②『セキュリティとプライバシー』をタップ
③ PINの再入力
④『デバイスのロック』をタップ
⑤『顔認証と指紋認証によるロック解除』をタップ
⑥『顔認証』をタップ
⑦『ロック画面をスキップ』を有効
【カメラ性能】
Pixel7aはカメラ性能も優秀。望遠カメラが無いのは残念だが、シンプルに画質は良い。やはりGoogleお得意のソフトウェア処理が相当効いているんだろうね。とりあえず公園で撮影テストをしてきたので写真を挙げておく。
晴天時の日中帯はかなり良さげ。
ポートレートも境界判定が良い。撮影後にもボケ量や奥行きの調整も出来る。
夜景モードもなかなかに優秀。
【驚異の低価格 62,700円】
SOCの性能よし、カメラ性能よし、生体認証スピードよしのPixel7aさんだけれど、値段設定も総じて良い意味で頭おかしい。まさかの62,700円とかいう謎すぎる安心価格。
これがどれだけヤバいのかというと、直近発売されたOppo Reno 9aが46,800円。値段に15,000円程の差異はあるも、この価格帯は本来ミドルレンジモデル。
上記の性能を鑑みるに、ミドルレンジに近い値段でありながらここまでのスペックを秘めたスマホは少なくとも日本では発売されていない。
【その他機能も盛りだくさん】
Pixel6シリーズからあるレコーダーによる文字起こし機能もそのまま健在。大学の授業や会議で用意すれば実用的な範囲で音を拾って文字化してくれる。相変わらずすごい機能で、Googleのソフトウェア完成度の高さが伺える。
逆に消しゴムマジックに関しては正直使っている人はあまりいないんじゃないかな。正直ウチでは子供の娯楽ツールの一つと化している。機能としては面白いんだけど使用機会は少ないかも。
【スマートフォンの一つの到達点。】
性能が頭打ちと言われるスマートフォンの世界。その中で廉価版という肩書を持ちながら、ハイエンドスマホ界に片足どころか上半身の胸くらいまで突っこんだPixel7aは、まさにスマートフォンの一つの到達点と言えよう。
勿論、今後もこれをも超える性能で更に低価格のスマホは出てくると思うが、「『スマホ』がPixel7aで一先ず完成した。」という認識は僕の中から抜けることは無いと思う。それほどオススメのスマートフォン『Pixel7a』是非試してみてほしい。繰り返すがマジでオススメ。