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【日本で展開している会社は20社ほど】
AppleやSony、最近は名前を替えたSamsung(旧Galaxy)など、日本国内でスマホ機種を販売している会社は多岐にわたり、その数はおよそ20社ほど。
様々な会社がそれぞれ個性豊かなスマートフォンを展開していく中で、自分にあった端末を選ぶのは難しいもの。
そこで今回は、個人的な見解を基にどのスマホを選んだらよいのかをまとめていく。いわゆる初心者の方向けにも優しくまとめてみたつもりなので、是非見ていってほしい。
【Androidスマホの特徴は?】
Androidスマホは性能別に、ハイエンドモデル/ミドルレンジモデル/エントリーモデルと大まかに分けられる。
ハイエンド系はスマホの頭脳にあたるSOC、ウェブ等瞬間的な動作を司るRAM、カメラ性能を支える大型センサー等が搭載されており、その分値段が高い。代表的なものはSamsungのGalaxy Sシリーズや、Pixel7 Pro等。昨今では円安の影響もあり、Galaxy S23 Ultraで価格は190,000円程。
ハイエンドからミドルレンジ、エントリーモデルと降りていくにつれ、基本的には上記の性能や価格が下がっていく。
iPhoneにはない特徴として指紋認証が良く挙げられる。(SEシリーズを除く)スマホは1日何回も開くものだし、いちいち画面を見なくても指1本で簡単に開けるのは便利。また、ハイエンドのAndroidは、iPhoneに比べ、カメラのズーム性能が高い傾向がある。
apkファイルをインストールできる事もAndroidの特徴。自己責任ではあるが、プレイストアから消えたアプリや、日本未配信アプリを入手できる。
欠点として、Androidスマホは、様々なメーカーから出ている為、操作性に関し、メーカーの特色がある。故にメーカーを替えた際、特に初心者は慣れるまで少し時間がかかることも。
【iPhoneの特徴は?】
iPhoneの特徴の一つとして、『シリーズ全てがハイエンド級の性能を誇る』というものがある。例えば低価格の第三世代iPhone SE(62,800円)でも、一世代前のiPhone13と同等のSOCである為、ウェブ閲覧で引っかかりがある事もないし、ゲームも基本的に可能。カメラ性能もそれなりに良い。
現行モデルのiPhone 14 Proはカメラもスピーカーも優秀で、SOCの A16 Bionicはゲーム性能も最強クラスで隙が無い。値段は149,800円から。多方面に万能なスマートフォンといってもいい。また、その人気故、リセールバリュー(売るときの値段)も高い。
欠点として、一部機種を除き、指紋認証が使えない事、androidほどウィジェットをカスタマイズできない事、充電端子がライトニング端子という独自規格である事、充電速度が遅いことが挙げられる。
【エントリーモデルのAndroidはオススメできない】
よく子供に初めてスマホを買ってあげる時に、「とりあえず安いものでいいか」と決めてしまう親がいたり、ウェブサイトで「このスマホがおすすめ!」とデカデカとエントリーモデルを勧めているサイトがあるが、個人的にはAndroidのエントリースマホは基本的にオススメできない。少なくともメイン機として利用するのは避けた方がいいと思っている。
※エントリースマホをオススメしない理由まとめはこちらから。
スマホを使用する際、一番使う機能としてウェブの閲覧が挙げられる。よく「性能が低くてもネットだけ見れたら十分。」という人もいるが、ウェブの閲覧は殆ど毎日行うものだし、実際に性能が低いのだから普通にカクつく。
しかもスマホは消耗品なので、それが1年2年と経てば元々低かった性能はさらに落ち込むことになる。ストレス解消も含めてスマホを触っているのに、それが原因で更にストレスがマッハになったら元も子もない。
というか昨今の若い人のAndroidに対する負のイメージはこういった低スペックのAndroidを持たされたり、使った人の感想を聞くことがあるからなのではと勝手に推測している。
Androidでもハイスペックの物はたくさんあるのに、初めに与えられたスマホが1,2万円のエントリーモデルだと、やっぱりAndroidって駄目だなといったイメージが先行してしまうので悲しい。
【基本的にはミドルレンジ~ハイエンドを使うべき】
ストレスフリーなスマホライフを送るためには、ミドルレンジ以上の端末が求められる。初期費用はそこそこ高いものの、数年使ってフリマサイト等に流せば、ある程度次の端末代を浮かせることが出来る。
特にiPhoneは上記で述べたようにリセールバリューが高い。一世代前のiPhone13 Proはメルカリで130,000円前後で売れている。(記事作成時) 綺麗に使うことが出来れば、ROMの違いこそあれど、14Proを数万円で買うことも出来る。
【おすすめ端末一覧】
というわけでここからは個人的見解を基に、おすすめのスマートフォンを選ばせて頂いた。なお、エントリーモデルに関しては、先に述べた通り今回は選んでいない。
1. Apple iPhone13,14シリーズand SE
iPhone13Pro,MAX:販売終了。メルカリで未開封が14~15万円前後
iPhone13,mini:107,800円~ 92,800円~
iPhone14Pro,MAX:149,800円~ 164,800円~
iPhone14,Plus:119,800円~ 134,800円~
カメラ、ゲーム性能、バッテリー、全てにおいて優秀。とりあえず、何も考えないで人にスマホを勧める際、確実に候補に挙がる端末の一つ。
定期的なソフトウェアアップデートで、古い端末でも最新のセキュリティ更新や、新しい機能を追加できるのも魅力の一つだが、その中でもおすすめなのがiPhone13シリーズと14シリーズ、そしてSEの第三世代となる。
iPhone13と14はPro含め、はっきり言って大きな変化なし。勿論SOCが1世代上がったり、14Proの場合はダイナミックアイランドが追加されたりしたんだけど、正直進化が微妙すぎる…。少し予算を下げて13シリーズを選んでもいいし、最新モデルの14を使ってもいい。どちらを選んでも失敗はしない。SEは小さめで良コスパ。個人的に子供に与えるのはこれでいいかも。
2. Samsung Galaxy S23シリーズ
Galaxy S23:docomo版…136,620円 au版…136,300円
Galaxy S23 Ultra:docomo版…197670円~ au版…197,650円~
Android版iPhone!!と言ったら怒る人もいそうだけど、とにかく多方面で優秀なのがこのSシリーズ。特に今年出たS23シリーズは、SOCがTSMC製のSnapdragon 8gen2 for Galaxyとなり、発熱やバッテリー持ちが改善。
S23 Ultraはカメラ性能、特に望遠に優れており、2億画素、最大100倍ズームが可能。流石に100倍の写真は作品としては無理のある画質だが、光学望遠が10倍にも搭載されている為、10倍までなら劣化のない写真を撮ることが出来る。
また、搭載されているONE UIは、シンプルながら洗練された外観と、直感で使いやすい機能が提供されており、最高のUIと名高い。一度Galaxyを使うとONE UIのおかげで、もう他のスマホに戻れない人も多いとか。
ちなみにGalaxy端末を買うのであればdocomo端末は控えたほうがいい(普通には)消せないキャリアのアプリや、謎のdocomo特有の絵文字、キャリアの主張激しめの背面ロゴなど、残念過ぎる不要な要素を抱き合わせて提供してくる。
3. Pixel7シリーズ,6aシリーズ
Pixel7Pro:124,300円~
Pixel7:82,500円~
Pixel6a:53,900円~
Pixel7シリーズはコストパフォーマンスに優れたスマホ。SOCにGoogle Tensor G2を搭載し、カメラセンサーは古いものを使用していながら、強力なソフトウェアの性能でハイエンドの中でもトップクラスのカメラ性能を誇る。
消しゴムマジックや、音声データを文章に書きだしてくれるレコーダーも面白い上に実用性が高い。
6aシリーズもSOCが一世代前ながら、上記の機能を満たしており全体的に優秀。ただし、近いうちにPixel7aが発売されるとのリークもある為、少し待っていてもいいかもしれない。
4.Zenfone9
99,800円~
スマホに詳しい人は知っていても、そうでない人にはまだ知名度は低いであろうASUSのスマートフォン。ZenfoneのZenは座禅の禅からとられている。
Zenfone9の特徴は片手に収まる5.9型で重量はなんと驚異の169g。iPhone SEの144gには及ばないものの、コイツはSOCにSnapdragon 8+gen1を搭載しており、処理速度は爆速。
さらにバッテリーも4300mAhと、この小ささのどこに詰め込んだのか分からない位大容量。ちなみにカメラもそこそこ優秀だったりする。
なお、先代のZenfone8はいきなり電源が切れて起動しなくなるいわゆる文鎮化が多発した端末の為、購入は控えたほうが良い。
【まとめ】
以上のことを踏まえ、オススメのスマートフォンを以下のようにまとめてみた。
安くてそれなりの物を選びたい:Pixel6a(7aまで待つのもアリ)
子供に勧めたい:iPhone SE
性能が良くて軽いのが良い:iPhone13,14 Galaxy S23 Zenfone9
とにかくハイエンドがいい:iPhone13,14Pro ,MAX GalaxyS23 Ultra Google Pixel7,Pro
自分の生活やスタイルに合わせて選ぶことが出来るのがスマートフォンの魅力。性能は頭打ちと言われてきているが、個人的には今後、どんな進化を見せてくれるのかまだまだ楽しみではある。
【番外編:Xperia】
万人受けではない。ただし、特定のコアなファンが根強く、未だに愛用して止まないユーザーが多いスマホ。それがSonyのXperia。未だにイヤホンジャックが付いてたり、micro SDカードが使えたり、側面指紋認証だったり、現在のハイエンドの主流とは逆行するのが特徴。
カメラが玄人使用で、オートで撮影するとやはり他のメーカーには及ばなかったりする。しかし使いこなした時は快感、4K、音質がいい、見た目がスリムでスタイリッシュと良い所もたくさんあり、「使ってみないと分からない良さがある。」と言われるスマホである。
僕はXperiaのハイエンドは初代Xperia1(SOV40)しか使ったことが無い為、正直現状のペリアの良さはあまり詳しくない。「Xperiaのここが良い」ってアピールポイントがあったら是非教えてほしい。