目次
【購入に至ったきっかけ】
Huawei Japanより5月11日に発売された『Huawei Band8』毎度おなじみのハイコスパのスマートバンドである。
僕は今までBand6 Proを愛用しており特に不満はなかったが、Band8は本体がさらに薄くなってスタイリッシュに。また、トラッキング機能も向上したりと、何処まで進化したのか実際に使って試してみたいと思い、Band6 Proを手放し、Band8を購入する事に。価格は前作と据え置き8,580円。
使ってみて1週間以上経った為、使用してみた感想をまとめてみたいと思う。なお今回使った端末はGoogle Pixel6。勿論iphoneでも使うことは出来る。
【開封の儀】
直販サイトにて予約し、しっかり発売日の11日に届いた。中身はこんな感じ。
やけに大きめの段ボールで来たかと思ったら本体+謎の傘が付いてきた。中国っておまけ好きだよね。昔アリエクでスマートウォッチ買ったときにおまけでもう一つ付いてきたの思い出した。
話はさておき開封。
ううむ、美しい。
6から7に移行した時も薄くなったようだけど、コイツは更に薄くなったとの事。以前の記事にも書いたが、やはり分厚さがあるとどうしてもおもちゃ感が抜けないのでスタイリッシュ感が増してGood。
バンドは黒なんだけど、光の加減でやや紺色にも見える。実物は黒と紺の間の色かな?バンド自体もしっとりした触感。前作から変わったかどうかは不明。
【初期設定】
ではスイッチオン
Harmony OS。
HarmonyOSってスマホ端末以外にもあるんですね。
日本語設定後
ペアリングを行う。これはAndroidでもiPhoneでも問題なく行える。Huaweiヘルスケアアプリをダウンロードしなければならないのだが、プレイストアには無かった為、Huaweiの公式サイト経由でAppGallelyをインストール後、ヘルスケアアプリをダウンロードしインストール。
ベアリングが済んだら
通知の許可&アプリ内の通知を選択。LINEやTwitterなど、よく使うアプリを設定しておけばいいだろう。
その後更新が終了すれば、使えるようになる。
【使ってみた感想】
まず驚いたのが指の追従が早いこと。特に縦スクロール。実際のリフレッシュレートは記載されていない為、どれほどか分からないが、ストレスを感じることはない。
文字盤は10000種類以上あるとの事。
そして常時表示機能もアリ。
上から下にスクロールすると、設定画面。
バッテリーは記事を書いている時から8日経過しているが、まだ一度も充電はしていない。開封時のバッテリー残量は不明だが、100%ではなかったはずなのでかなり持っている方かな。
クイック返信機能にも対応。スマホ側から設定した返信内容を端末からワンタップで返信することが出来る。LINEの返信も可能な為、普通に便利。この機能は現状、多分Huaweiだけのはず。
注意点として、このクイック返信機能はAndroid端末限定機能な事。アプデで追加されるかは不明だが、現状、iPhoneでは使用できない。
【TruSleep3.0の実力】
睡眠データはアプリからだけでなく、本体端末から直接確認することが出来るようになった。
TruSleep3.0が採用されており、精度が約10%向上、誤認識率も40%減少。スマホの設定からいびきの録音も出来るように。すごいよね。
また、スリープモードがさらに進化し、スリープモード自動をオンにすると、端末がユーザーの睡眠を自動で認識し、寝ている間、通知を制限する調整が入り、手首の切り返しの点灯もしなくなる。つまり、毎晩寝る前にスリープモードをオンにしなくても良くなった。
【TruSeenが5.0にアップデート】
TruSeen5.0はHuawei watch Fit2(17,000円位)と同じアルゴリズムで、Band6、7から更に進化している。
24時間の血中酸素濃度、心拍数、ストレスモニタリングに対応は前回Band7と同じだが、精度が更に増しているとの事。
【TruSport】
100種類のワークモードを搭載。前回よりバスケットボール、サッカー、eスポーツ、パデルの4種類が追加された。僕は殆ど運動しないのであまり関係ないけど、日常的に行う人には地味に有難いかも。
【個人的に良かった点】
軽く1週間以上持つバッテリー持ち
スクロール時の追従の良さ
TruSleep
LINEの簡易返信機能
所有欲を満たされる見た目と、それに見合ったバッテリー持ち、ソフトウェアの性能はやはりHuaweiといった所か。値段が据え置き8,000円代なのもマジでヤバい。
Android限定だが、簡易的な返信機能があるのも良い。
【個人的に気になる点】
一部機能の制限
ほぼ弱点なしのBand8だが、GPS非搭載なのはやはり明確な欠点。まあ、この価格では仕方ないといえばそうなのだが…。
あと、中国モデルと比べ、心房細動などを特定できる疾患のリスク分析機能は利用できない。中国に住んでいて中国の電話番号が無いと使用できないのだが、ここは惜しい。
【廉価品が弱点ではない理由】
僕はスマートフォンに関しては高いものを選べ派だが、スマートウォッチに関していえばそうではないと思っている。
Applewatchが12万越えという中で、Huawei Band8は8,000円台。まるで勝負にならないかと言うとそうではない。
まず、高級なスマートウォッチはチタンを使う傾向がある。Huaweiで言えばGT Proシリーズに当たる。チタンは高級感が増す一方、重さがあるといった特徴がある。(アルミと比較して。)寝る時も含め、常時付けているのが基本のスマートウォッチでは地味ながら軽さはメリットである。
ちなみにバッテリーもApplewatchは3日程度しか持たない。
そして、一番の理由が『雑に扱っても罪悪感が無い』事。高級すぎると大事にするあまり、普段使いに影響を及ぼす可能性があると思っている。
寝るときに傷が付かないか、ヨダレが付かないか、傷ついた時や紛失時の保険。安いものを買うといった選択肢が『余計なことを考えるという呪縛』から解き放たれる。
操作性や出来ることが全く違うのであれば高級品を購入するのはアリだが、スマートウォッチで出来ることは今のところそれほど多くない。ならば廉価品を買って使い続けるのも選択肢としてはアリ。
まあ、別にApplewatchをディスりたい訳ではなく、好きなもの使えば?って話。形とかは廉価モデルだと限定的だしね。
【結論:高コスパで買ってよかった。】
低価格でこれだけの性能はまさに破格。流石はHuaweiといった所か。この価格帯で勝負出来るのはXiaomi Band8位であろう。値段が据え置きなのも本当に良かった。
日本ではまだまだスマートウォッチ=Applewatchの認識が強めの傾向がある。そこを打開するきっかけになってくれればまだまだHuaweiは日本に存在感を示せるのではないかと思った。
とにかくオススメなので、是非買ってみて試してほしい。